学校を去る悲しさと次なる旅への期待がごちゃ混ぜになり、昨夜は全然眠れなかった。身支度をして朝食を食べ終えると、早めに家を出発。アイルランド留学を終えた後は、歩きの旅が待っている。それに備えて、最近はLUASに乗る時間を減らし、歩く時間を増やしていた。
今日のコラムの授業はディスカッションがメインで、僕ら生徒は大いに悩まされた。しかし今日は、もがきながらも自分の言いたいことが言えている手応えを感じることができた。自習の成果も出ていたし、この1ヶ月で僕も少しは成長したのかもしれない。
昼からのマリーの授業では、日本の労働環境のことが取り上げられた。主に過労死についてだ。マリーは以前に日本人生徒から、子供を過労死で亡くしたという話を聞いたらしい。マリーからその話を聞いて生徒達は沈黙した。まるで目の前で事故を見てしまったかのように、皆ショックを受けた様子だった。
そのことは、日本について改めて考えるきっかけになった。なぜ日本の労働環境はこんなにも厳しいのか、なぜ先進国の中で日本人の給料だけ減り続けているのか。日本を出ないと見えない部分もある。
英語を学ぶのではなく英語を使って物事を学ぶことが大切で、今回は英語を使い日本を学ぶことで新たな視点が得られたように思う。
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