「サンティアゴ巡礼には何が必要?」
「持って行ったら便利なものはある?」
「バックパックが重くならないか心配」
初めてのサンティアゴ巡礼、ガイドブックには色々書かれているけれど、実際何を持っていったらいいのかわからない…
僕も渡航する前は同じ気持ちでした。
そんな悩みをお持ちの方に、カミーノを実際に巡礼してきた僕のバックパックの中身を公開します。
今後サンティアゴ巡礼を予定されている方は参考にしてもらえたらと思います。
【サンティアゴ巡礼】フランス人の道を歩いた時の持ち物を公開
上の画像は僕が実際に持っていった持ち物です。
必需品
・パスポート
(有効期限を必ず確認してください。コピーを携帯しておくこともお勧めします。)
・航空券
・現金
(大きいお金は使いにくいので、下ろす時に細かく崩して引き出すと便利です)
・クレジットカード
(暗証番号は必ず覚えておくこと、もしもの時に困ります。僕は困ったことになりました…)
・海外旅行保険
・医療品
(常備薬などあれば)
僕が実際に巡礼した時の持ち物
・バックパック
■ Karrimor(カリマー)SF DELTA(デルタ)35
寸法 縦55×横38×マチ20cm
容量 35L
素材 KS100e
重量 1.5kg
※現在は取り扱いされていないようです。
上の画像では分かりづらいですが、かなりパンパンに詰め込んでいます。35Lの容量は僕の場合ギリギリでした。他の巡礼はもっと大きなバックパックを持っている人が多かったです。
僕が参考にしているガイドブックによると、30〜50Lの身体に合った物が良いと書かれています。
・クレデンシャル
汗や雨で濡れないように防水の袋に入れましょう。
・ガイドブック 2冊
・本 1冊
・ホタテ貝
サンジャンの巡礼事務所でもらったもの。
・ウエストポーチ
小さな物の出し入れでとても役立ちました。
・携帯電話
・携帯電話の充電器
・デジタルカメラ
・変圧器、アダプター
電気機器が100〜240V対応であればC型のアダプターだけで良いのですが、100Vにしか対応していない場合変圧器が必要です。
・寝袋
・防寒着
ウルトラライトダウンジャケットを持っていきました。軽くてコンパクトで耐寒性も高く重宝しました。
・部屋着
パジャマを持っていきました。街歩きできる服を持って行って、それをパジャマにすれば荷物も減らせたと後から気づきました。
・雨具
雨具はサンジャンでポンチョタイプのものを買いました。
・半袖、長袖のシャツ(2〜3枚)
・ジーンズ
巡礼にジーンズはやめた方が良いです。暑いし、重いです。
・ランニングシューズ
靴はナイキのランニングシューズを履いていきました。
・タオル(小)(2〜3枚)
・ハンカチ
・ポケットティッシュ
・貴重品袋
貴重品は肌身離さず持っていたかったので、シャワー室へも持っていけるものを使いました。
・下着 3枚
・靴下
厚いものがおすすめです。薄いものではクッションも効かず、すぐに破れてしまうと思います。
・サンダル
アルベルゲを確保してからの街ブラの時間はサンダル必須です。
・水筒
水筒を持っていると町や村の噴水で水を補給できます。
・筆記用具
書きやすいボールペンを数本。
・日記
自分の巡礼について記録しておいて良かったと感じています。巡礼日記は宝物になります。
・圧縮袋 2枚
バックパックの中身を圧縮、整理するのにとても役立ちました。
・歯磨きセット、入浴セット、リップクリーム etc…
あれば便利だったと思ったもの
・手袋(スペインの朝夕が予想以上に寒かったから)
僕が歩いた5〜6月は、初夏とはいえ早朝はとても寒かったので、ほんの数時間んですが手袋があれば快適だったかもしれません。
・帽子(灼熱のスペインには帽子が必要だった)
僕は帽子を被らずに巡礼しました。今思えばよく熱中症にならなかったなと思います。日本人の方で熱中症にかかって搬送され、日本に帰国しなければならなくなった人の話も巡礼中に聞きました。やっぱり帽子は必要です。
・洗濯バサミ(物干し竿はあるが洗濯バサミがなくて友達に借りました)
最低限の衣類を着回していたので、毎日アルベルゲで洗濯をしていました。その際、洗濯バサミがなくて不便でした。見かねた仲間が貸してくれたこともあります。
必要なかったと思ったもの
・本
時間があれば読もうと思っていましたが、カミーノが自体が充実していたので結局読む暇がありませんでした。
人によっては必要だと思うもの
・マメクリーム
足のマメで苦しんでいる巡礼は結構いました。豆の悪化によって途中で巡礼を断念せざるを得なくなった仲間もいます。不安な方は用意しておいた方が良いかもしれません。
・日焼け止め
スペインの日差しは強烈です。肌がヒリヒリ痛くなると思います。
・ストック
足への負担を減らしてくれるのに役立ちます。僕はスペインでは使いませんでしたが、その後熊野古道を巡礼した際にお世話になりました。アップダウンの続く山道では、特に膝への負担が減ったので助かりました。
・ヘッドライト
巡礼の朝は早く、早朝は寝室がまだ暗いことが多いので、ヘッドライトがあると便利だと思います。僕のように明るくなるまでゴロゴロするか、前日に荷造りを済ませておくタイプの人はそこまで困ることはないかもしれません。
・サポーター
僕の周りでは膝を痛める巡礼も少なくなかったので、膝に不安がある方は用意しておいた方が良いと思います。一番良いのは渡航前のトレーニングで筋肉をつけておくことだと思います。ただし無理はしないでください。
バックパックについて
バックパックの重さは体重の10分の1が理想らしいですが、僕はいろいろ削っても10kg前後の荷物になりました。おそらく他の巡礼も似たようなものだったのではないかと思います。食料と水を入れたらもう少し増えるかもしれません。
ガイドブックでも10kg前後が推奨されていました。多少重さは感じましたが、そこまで苦にもなりませんでした。
ですが、10kg前後は大半の女性には重く感じると思います。平坦な道ばかりではありません。初日にはピレネーを登って下ったりします。なるべく軽量化することをおすすめします。
■ Karrimor(カリマー)SF DELTA(デルタ)35
寸法 縦55×横38×マチ20cm
容量 35L
素材 KS100e
重量 1.5kg
※現在は取り扱いされていないようです。
↑ おさらいですが、僕が持っていったバックパックです。
僕にとって何よりの問題は、バックパック重さより肩の痛みでした。長い時間バックパックを背負っていると僕の場合どうしても肩が痛くなってしまうのです。体の歪みなのか、バックパックの担ぎ方なのかはわかりません。
僕と同じような苦しみを避けるためにも、皆さんには
・ショルダーハーネス(肩紐)を適切な長さに設定する
・より肩に優しいショルダーハーネス(肩紐)のバッグを選ぶ
・バックの重さを軽減してくれるウエストベルト付きのバッグを選ぶ
これらに気をつけてもらうと良いと思います。
加えて、ザックカバーがあったら、バッグパックが雨に打たれず、ホコリまみれにならないと思います。
以上、持ち物とバックパックについてでした。他の人の情報も参考にしつつ検討してみてください。
今回の巡礼にかかった費用についてはこちらの記事をどうぞ。
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