「巡礼中のトイレってどうしているの?」
巡礼中のトイレ事情は、初めてカミーノを歩く人にとって気になるところだと思います。
そこで本記事では、冷や汗をかきながら歩かないための4つの戦略と2つの事前準備を自分自身の体験と他の巡礼者の体験を参考にさせてもらいながらご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
サンティアゴ巡礼のトイレ事情/4つの戦略で乗り切る
僕はカミーノを歩きながら4つの方法(④は保険です)を使ってトイレ問題を乗り越えてきました。
① 済ませられる時に済ませる
② 公衆トイレを使う
③ 公共施設のトイレを借りる
④ 草むらトイレ
① 済ませられる時に済ませる
4つの戦略のうちこれが一番大切になります。利用する場所はアルベルゲやバル(またはレストラン)です。
朝出発前に、
・アルベルゲでまずはしっかりと済ませる。
・次に朝食を食べるバルまで歩いてそこで済ませる。
・あとはランチや水分補給で立ち寄ったバルで済ませていく。
これで大体は乗り切れると思います。
1つ注意点としては、バルやレストランでトイレを借りる場合はコーヒー一杯でもいいので注文するということです。
無料でトイレだけ借りようとすると、お店の人も良い顔はしないと思います。気持ちよくトイレを使わせてもらうためにも、何かしら購入することをおすすめします。
② 公衆トイレを使う
アルベルゲとバルだけで上手くやりくりするのが理想ですが、そうはいかない時ももちろんあります。
そういう時は公衆トイレを探してみましょう。スペインにも公衆トイレはあるので、タイミングよく見つけられたら利用します。
僕もパンプローナに向かう途中で利用しました。ちなみにそこは無料でしたが有料のところも結構あるみたいです。小銭は有料トイレ利用のために予めとっておくと便利だと思います。
公衆トイレのデメリットとしては、とにかく汚いということと紙がないかもしれないということです。トイレットペーパーと覚悟が必要です。
③ 公共施設のトイレを借りる
バルが近くにない場合は公共施設のトイレを借りるのも1つの手です。僕は観光案内所のトイレを数回借りました。スタッフは旅人に優しく、快く貸してくれたことを覚えています。本当にありがたいことです。
僕は経験がありませんが、場所によっては教会でもトイレを貸してくれるらしいです。
④ 草むらトイレ
こちらは最終手段になります。人里離れた森の中や、アルベルゲもバルも人家すらない荒野では、草むらがトイレになります。紙類はしっかりと用意しておきましょう。
僕自身は幸いにもこの手段を使うことはありませんでしたが、草むらで用を足す人は結構多いみたいです。草陰には使用後のトイレットペーパーやティッシュが散乱していると聞いたことがあります。
トイレに駆け込む前にできること
食事をある程度ルーティン化する
トイレの場所を確保することも大切ですが、まずは自分の体調をしっかりと管理してお腹の調子をある程度整えておく必要があります。
身体に合わないものや傷んだものを食べない。冷たい水をがぶ飲みしない。暴飲暴食し過ぎないなど、どれも当たり前のことのようなことですが、とても大切です。
食事をある程度ルーティン化することでお腹の活動にもリズムが生まれて、急な腹痛に見舞われる可能性が減ります。
でも食事は旅の醍醐味でもありますし、皆でワイワイと夕食を囲んでいる時は食べたいものは食べたいと思います。
そのバランスが上手く取れようになると、楽しくて快適な巡礼ができると思います。
巡礼ルートを把握しておく
区間によっては17kmぐらいバルやアルベルゲはおろか、人家すらない区間もあります。(詳しくはこちらの記事をどうぞ)
そういった場所をあらかじめ把握しておくと、トイレに限らず食料品なども前の日から準備ができます。
まとめ
巡礼中にトイレに困らないためにとるべき対策は以下の通りです。
・済ませられる時に済ませる(アルベルゲやバルで)
・公衆トイレを使う
・公共施設のトイレを借りる
・草むらトイレ
トイレに向かう前にできることとしては、
・食事をある程度ルーティン化する
・巡礼路を把握しておく
以上になります。ぜひ参考にしていただけたらと思います。
あなたの巡礼が快適な旅になりますように!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ブエン・カミーノ!
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